言うまでもなく

とある地方内科医の戯言

X (Twitter) アカウントを消した

2014年から使い続けていたTwitterのアカウントを、思いつきで削除した。

 

ちょっと時間が空いたときにTwitterを開くことが日常であったが、同じくTwitterを使っている家族と、最近暗い気持ちになることが増えてきたという話をしていた。

仕事や生活のことなど理由は色々あるのだが、話しているうちに、Twitterによる刺激の強さが一因なのではないかという話になった。

 

Twitterのルールが変わり、かつての「承認欲求」から出るツイートどころではなく、誰もがインプレッションを稼ぐためにツイートをするようになった。結果、刺激が強く感情を揺さぶるようなツイートだらけになってしまった(と思っている)。

もともと自分はほとんどツイートしておらず情報収集のためにTwitterを続けていたが、上記を感じるようになってからなんとなく「疲れる」ような気がして、最近はあまり開かなくなっていた。それでも約10年の習慣からTwitterは日常に溶け込んでいたのだが、今回の話で続けることのデメリットがメリットを明らかに上回ると感じたため、そのまま勢いで削除してしまった。

 

週に何度か車で距離のある勤務先に行くことがある。以前は道中はPodcastで英語の勉強をしたりAudibleでビジネス書を読んだり(聴いたり)していたが、少し前からそれをやめた。ぼーっと(運転には集中して)過ごしていると、ふと新しいことを思いつくことがある。何かをしながらあれこれ考えてもきっと思いつかなかったようなことだと思う。何度かそんなことを経験し、最近は運転の時間が結構楽しみになっている。頭の中を何かで常に埋めていなければ不安になる状況から一歩足を引いて俯瞰してみることで、世界の見え方が少し変わる、ような気がする。

 

ずっとTwitterを見ていた時間を明日から自分がどう過ごすのか、楽しみだ。