Litmapsの強み
文献マッピングツール (Literature Mapping Tools: LMT) にはいくつかあるが、その中でLitmapsを使いたい理由がある。
二次元マップの特性
たいていのLMTは、文献同士の「引用-被引用」あるいは独自の「類似性(similarity)」によって配置されている。これこそがLMTの、そうでない検索方法との違いである。 しかし各文献のポジションはランダムである。つまり、「文献Aが文献Bの右上(あるいは左下)にある」理由が(こちらにはわから)ない。
ツールによっては時系列に並べることができるものもある。例えばマップの下側により昔の文献が、上側により新しい文献が並ぶようにソートしたとしよう。しかしそれだけでは不十分である。なぜならマップは二次元だ(そのうち三次元以上になるかもしれないが)。これだけでは「左右」が活かせていない。 LMTにとってここは重要な点だ。 つまりマッピングと読んでいるからには、マップ(平面)の特性をすべて発揮してもらいたいのである。
Litmapsで二次元空間のルールを決める
そこでLitmapsである。Litmapsは他のLMTと同じようなTitle Similarityによるマッピングの他に、縦方向と横方向それぞれに意味を持たせたマッピングを行うことができる。
このように、単純だが「二次元空間を使っている感」が得られるのが、Litmapsの利点の1つである。